みなしごの花

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ケモノノ情交

 
「よくお世話になってる人から急に預かって欲しいって押し付けられたんだけどね、ほら、私ってこんなじゃない? アンタの方がよっぽどこういうのに向いてると思うのよ。」
 
 てなわけで
 
「悪いんだけど2、3日預かってくれない?」
 
 
 
【ケモノノ情交】
 
 
 扉を開けた先
 うわ、と驚嘆が口をついて出た。
 
「ほんとに犬がいる。」
「かわいいだろ。」
「これだけ大きいと『かわいい』っていうより」
 
『かっこいい』と『こわい』が宙ぶらりんに顔を出した。「ソラって言うんだぜ」と、預かりものの預かりものとして雪の元へ回ってきたグレートピレニーズは、さして広くもない平々凡々な日本家屋の中で、ただ一頭堂々と、異様な存在感を醸し出していた。
 
「時雨も触ってみろよ。こいつ、すっげぇふわふわ。」
「いや、俺はいいよ。」
 
 動物はあまり得意ではない。匂いはするし、毛は舞うし、人と違い何を思い考えているかが分からない。のに邪険にしにくい。
 嫌いではない。が、自分の理解の外にいるものに、時雨は子供の頃から苦手意識をもっていた。
 
「雪は好きだね、ほんと。」
 
 昔からそうだった。犬猫は勿論、動物全般恐がることなく、寧ろ好きらしい雪は、中でも特に犬が好きで。
 それは、幼少の頃氷川家で飼われていた犬、コロのこともあるのだろう。
 
『別れが来た時辛いから自分で飼うのはいい』
 
 と、前に雪が苦笑混じりに零していたけど、散歩している犬を見かける度、それを撫でさせてもらう度、愛おしげに表情を崩す雪を時雨は幾度となく目にしてきた。
 今回のことは、それこそ雪にしてみれば棚からぼた餅といったところだろう。期限つきとはいえ、大好きな犬がいる生活。『見ろ』『驚け』と謎のメッセージに加え、家の中に犬がいる光景を写真で送ってきたLINEから見ても、雪が分かりやすく浮かれているのは明白だった。
 それも預かりものか、はたまた自分で買ってきたのか、ゴムボールのようなものを狭い範囲で投げては取らせ、楽しそうに笑う雪に、
 まあ、たまにはこういうのも悪くないか
と時雨もつられ、笑みを零すが
 
 
 
 
「──うはははっ、こら、やめろってくすぐったいっ」
「……」
 
 無邪気な笑声と大きな犬が、部屋の中を所狭しと横行する。
 帰ってからソラの話しかしていない。
 一点にのみ注がれた視線は揺るぎなく、先程から交わる気配がない。
 時雨の空気感は否めなかった。
 
「雪、雪」
「んー?」
「その子ばっかり構ってないで、俺の相手もしてよ。」
「今忙しい。」
「忙しいって、遊んでるだけじゃない。」
「お前は別に今日じゃなくたっていつでも構えるだろ。」
 
 なー。とソラに同意を求める。
 少しくらいこっちを見てくれてもいいと思うが。
 
「ねぇ雪」
「っお」
 
 時雨の手が雪の肩を掴んで引き倒す。ぱちと瞬きする瞳と漸く目が合った。と、思ったのも束の間、横から伸ばされた手に視界を遮られ、ぐっ、と顔を押し戻される。
 
「やらんぞ。」
「なんで」
「コイツが見てる。」
 
 指差す先。ソラがハカハカと舌で息をしこちらを見ていた。
 確かに見てる。凄い見てる。でも所詮相手は犬だ。
 元より他人の目など気にもならない時雨にとっては、それが何?ともいえる案件だが、意識している相手が相手なだけに、それを本気で断り文句として口にしている恋人に
 
『かわいい』
 
 思わず込み上げた欲を、ぐっと抑え飲み込んでいると
 
「じゃ、俺らはそろそろ寝るか。」
「え」
 
 体を起こし、立ち上がる。呆気にとられる時雨を後目に、雪は気にするでもなくソラを呼ばり、時雨を置き去りに自室へと歩を進める。
 そのまま閉まりそうな襖に、
 
「え、待っ…、雪?」
 
 慌ててその背に声をかけた。
 
「ん?あぁ、お前もコイツと寝てみたいか?」
「は?」
「昨日もコイツが寂しがるから一緒に寝たんだけどさ、すっげぇ気持ちぃんだぜ。この毛並み。」
「……。」
「明後日にはコイツもほんとのご主人とこ帰っちまうし、今日か明日しかもうねーから一回は譲って欲しいけど、どうする?」
「いや、俺は」
 
 そんな毛だまりに興味があるわけじゃなくて。
 しかしそう言うのも気が引け、二の句が告げず、漸く首を横に振った時雨が「いい」とだけ答えると、雪は少しだけ残念そうな顔で「そうか?」と返し
 
「なら今日もソラは俺と一緒な。」
 
 すぐさま上機嫌に、ソラの頭を撫で、一人と一匹は仲良く連れ立ち居間を出る。欠伸混じりの「おやすみぃ」と、閉まった戸に、
 時雨はひとり、空しく肩を落とすしかなかった。
 
 
 
 
 ──…。
 湿った息遣いを肌で感じた。
 薄く持ちあげた瞼に、意識が徐々に覚醒を始める。
 ハ、ハ、と聞きなれない音に、ぼんやり目を向けた先
 
「─────ッ!!?」
 
 時雨は声にならない叫びを上げた。
 
 
 
「──…俺の部屋には入れないでって言ったのに」
「俺は入れてねーよ。」
「嘘。」
「自分で入ったんだろ。」
 
 ほら、と顎で指され、見ると、先程閉めた筈の時雨の部屋のドアを、その大きい体を後ろ足で立ち上がらせ、前足で器用にドアノブを下げるソラがいた。
 カチャリと開いた戸に、ソラが再び部屋の中へと消えていく。
 
「賢いよなぁ。」
「初めてこの家で鍵をつけたいと思った。」
 
 最悪の寝覚めだ。朝からどっと襲った疲労感に、時雨は頭痛すら覚えたが。
 明日飼い主の元へ帰るということは、明日の朝またあれを味わうのだろうか。いや、それよりも、だ。まだ今日一日いるということは、昨日の様子から察するに
 
 
 
「──ねぇ、そういえば替えのシャンプーって」
  声をかけ、見ると、雪が仰向けにごろんと寝転がったソラの腹をこれでもかという程擽っていた。
 
「ここかぁ?ここがいいのかぁ?」
「…雪」
 
 振り返らない背に、「雪」ともう一度呼びかける。「お?」と漸くこちらに気づいたにやけ顔に、時雨は深い溜め息を吐いた。
 
「三回目。」
「あ?」
「雪が俺の呼びかけに気づかなかったの、今日これで三回目。」
「そ、そうだっけか。」
 
 そうだよ。とは口には出さず、時雨の無言の非難に、雪が「悪い」「ごめんて」「そんな怒んなよ」と矢継ぎ早に謝り出す。
 しかし時雨は知っていた。
 こういう時の雪の謝罪程当てにならないものはなく、まさに口先三寸の物であるということを。
 
 
 
「───ただいま、ソラ」
「……」
 
 近所に回覧を届けると言って雪が数分家を出た。
 どこに行くのと言わんばかりに追いすがるソラに「ちょっと出てくるけどいい子にしてるんだぞー」とその頭を撫で、帰って開口一番放ったその名。
 
「あ、時雨。これおっちゃんが持ってけって、も」
 
 も。と顔を上げた先。不意に手首をとられ、雪の視界が僅かに揺れる。
 
「え」
 
 決して強くはないものの、反抗を許さないかのようにかかる手首の圧。そして、それをかける男の空気に、雪が思わず身を竦めた時
 
「君の恋人は誰」
「へ、」
「君とこの家で一緒に住んでるのは」
「し、ぐれ?」
 
 淡々と、殊のほか静かになされた問い。
 それに対する解か、或いは単なる戸惑いか、雪の口から出された名に、時雨は「そう」と目を細めた。
 
「なら、数日預かるだけの犬よりもまずただいまを言う相手がいるよね。」
「あ、ごめ」
 
 すると、そこでワンワンとけたたましい咆哮がその場に響いた。
 恐らくは雪が苛められていると思ったらしいソラが、時雨に対し抗議の声をあげたのだろう。
 
「……。」
 
 時雨がソラに、目を向ける。途端、ビクリと吠えるのを止め、クゥンと切ない声を出し、怯えたように尻尾を丸めたソラに
 
「おま…、威嚇すんなよ、怖がってんだろ。」
 
 思わず雪も助け舟を出したが
 
「──は」
「……」
「ン、!?ふ…ッ」
 
 あ、と口開け詰められた距離。雪が目を見開いたと同時、噛み付くような口付けがその唇を捉えた。
 
「ッは、…な、ン──!」
 
 貪るように、角度を変え、薄く開いた口から舌を差し入れられ、あっという間に舌の根元まで絡め取られる。掴んだ手首はそのままに、もう片方の手でグッと腰を引き寄せられ、逃げることを許さないその手に、それでもなんとか身を引こうとする雪を叱るように、一瞬離された口で下唇を緩く噛まれた。
 
「いッ…ッ…ふ、ぁ」
 
 痛みに顔を顰める間もなく、今度はねっとり、舌と舌を合わせられ、ざらりと舌の先までを、嬲るように舐められる。おまけのように弱い上顎を尖らせた舌先で擽るようになぞられ、身体から無理矢理力が抜かれていくような感覚に、雪は膝から崩れ落ちそうになるのをなんとか堪えた。
 ちゅぷ、と可愛らしいリップ音を立て、それまでの荒々しさとは対照的に、勿体つけるようにゆっくりと、時雨の唇が離される。すっかり上がってしまった息に、それを整えようと浅い呼吸を繰り返しながら、滲む視界に、雪がぼんやり顔を上げると
 
「雪」
 
 目の前の男は掴んだ手首を優しく引き
 
「少しだけ、俺にも時間を割いてくれる?」
 
 その冷たい声音とは裏腹に、実に穏やかに笑ってみせた。
 
 
 
 
 
 
「───ッは、──あ…ッ!」
 
 達したばかりの敏感な内壁をガツガツと容赦なく突かれた。慈悲のない責め苦と、掴んだままの手が、そこから覗く自身の手首の色を変え始めているのに気づき、雪は泣き出したい衝動に駆られた。時雨が腰を動かす度、ずちゅ、ずちゅ、と響く粘着質な音に耳を塞ぎたくなる。腹の中の精が泡立ち、溢れるのが分かり、その感覚に背筋が戦慄き、涙が滲んだ。
 
「ひ、ンぅッ…ッ、ぁ、も、抜い、…ッ、あ…、抜けよぉ」
「なんで?」
「ッくるし…、はッ、ッなか…くるし」
 
 話を聞く気があるのかないのか、ガクガクと腰を揺さぶられ、満足に答えることもままならない。先程から辛そうにする雪の周りを、ソラが、クンクンと高い声を漏らしながらおろおろと、行ったり来たりを繰り返す。
 昨晩同様「ソラが…」と言うと「それが何?」と一蹴された。それならそれで、ベッドにでも連れていけばいいものを、これみよがしに居間でおっ始めるのだから、本当にこの男は底意地が悪い。
 先刻の一件があるからか、ソラは心配そうに右往左往するばかりで、それ以上近づいては来やしない。
 
「……」
 
 そんなソラを、時雨は横目で一瞥し
 
「…ッ!あッ!?」
 
 目の前の白い首筋に、まるでそこを喰らうかのように、自分の歯を突き立てた。
 
「ぃ…っ、ぁ…」
 
 ガリッ…と骨と肉を食み、幾重にも歯型のついたそこを、見せつけるようにゆっくりと、労わるように優しく舐る。
 
「ッ、うぅ───…」
 
 痛みで中がキツく締まる。舐められると力が抜ける。自分の意思とは関係なく、内壁が収縮と弛緩を何度も繰り返した。
 低く掠れた呻きと共に、新たな熱が中に広がり、そこからゾワゾワと背筋を駆けた痺れに、気づけば雪も反射のように達していた。
 
「ぁ……ぁ…」
 
 ふー─っ、ふーっ、と荒い息遣いが耳を擽る。
 前戯も早々に欲を埋められ、ただ抜き挿しするだけの“らしくない”行為。そこには甘い空気どころかテクも気遣いも存在せず…むしろ、抵抗は許さないと言わんばかりの拘束と、痛みすら伴うペッティングは、強姦か?と思える程で
 
「…ッ、…まだ、怒ってんのかよ…」
 
 何度も注がれたものが腹の中を圧迫し、苦しくて仕方がない。
 
「謝っただろ、も、いっぱい、謝っ」
 
 気を抜けばうっかり緩みそうになる涙腺を叱り、ズズ…と代わりのように出てくる鼻水を啜る。クゥゥンと切なく鳴いた声に、雪はハッと顔を上げた。
 
「ソ、ソラ…」
 
 雪が泣いてると思ったのか、気づけば近くまで寄ってきたソラが、スンスンと鼻をならし、雪の指先をペロと舐める。こんな状態を、動物とはいえ間近に見られ、あまつさえ心配されているという現状に、自分で自分が情けなさ過ぎて死にたくなった。
 
「ちょっと」
「ンぅッ!!?」
「こっちに集中してって」
「ぁ、ぁ、あッ、───ッ!!」
 
 下から差し入れられた手が、下腹の芯を平で捉え、そこをぐぐ…と圧をかけるように強く押す。
 色なんてすっかりなくなった、精液か先走りかも分からない体液が、押し出されるようにまたソファを汚して
 
「あッ、ッン───! そ、こッ、そこ…ッ」
「ん、っここ、好きでしょ」
「あぁあ゛ッ、ッ、す、きじゃな、ッき、きら」
「嘘ばっかり」
「ひッぅ───…ッ」
 
 そこを触られ、押されることによって、自分の中の時雨の存在を嫌でも意識してしまう。小気味よく浅いいいところを、引いては今触れているその部分を何度も小突かれ、終わらない絶頂に、雪は呼吸すら止まりかけた。
 
「ぁ、も、イッ、て、ッ…、ずっとイ…──ッ」
 
 もはやいつイッてるかも分からない、這いずるような重たい愉悦。出るものも出尽くした状態で、強引に快感だけを引き上げられる。
 それが怖くて、どうにかなってしまいそうで、そこからなんとか逃れようと雪が身を捩り腰を引く。上がる腰が卑猥で、まるで誘っているようにさえ見えて、時雨はその背中を掻き抱き、がぶりとまた無防備な肩口に噛み付いた。
 
「い゛ッ───」
「っ、ハァ…ッ」
「ぁ、――っ…ご、め」
 
 ごめん…、ごめんて…、蔑ろにして、ごめん…
 引き攣った声で途切れ途切れに、譫言のようになされた謝罪。
 本当に悪いと思ったのだ。だからさっきだって、何度も謝った。けれど今は、一刻も早くこのイキ地獄を、暴力地味た行為を、終わりにして欲しくて。
 でないと本当に、壊れてしまう。比喩とか大袈裟じゃなく、本当に。雪は本気でそう思った。上半身はバカみたいにあちこち痛いし、下肢なんてもう感覚がない。明日仕事が!とか、そんなことも考えられないくらい、頭の中はぐちゃぐちゃで、今にも意識が飛びそうで。
 息も絶え絶えな懇願に、しかし実のところをいえば、時雨はもう怒ってなどいなかった。いや、時雨自身、今自分が抱いている劣情が怒りなのか、情欲か、段々と分からなくなってきて…。
 ただ煮え滾るような感覚に胸の内を支配され、茹だる熱に、頭が朦朧と霞をかける。体が意図せず勝手に動き、止めることが出来ない。目の前のこいつを喰らいたい、と全細胞が叫ぶのだ。
 
「は、ぁ…ッ、ゅ、き、雪…っ」
「あッ、ッ、待っ…、や、ッ」
 
 完全に理性を灰にした時雨にもはや折檻などという名目はなく、ともすればこんな行為に意味はない。筈なのに、
 
 貪るように、
 喰らうように、
 捕食にも近い攻め手は一向に緩む気配がない。
 
「ン、ぅうぅぅッ、む、り、無理ッ、ほんとに────ッ!」
 
 逃げる身体を引き寄せ、最奥を穿たれる。
 激しい抽挿。無数の噛み傷。中をいっぱいに満たす、熱。
 時雨の興奮を肌で感じて、ぞぞぞ、と寒気にも似た震えが走る。耳元で何度も呼ばれる名に、あれ、もしかしてもう怒ってない?なんて思うと同時、目の前が段々と遠くなっていく感覚に、雪は意識を手放した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 ───…やってしまった。
 誰かこの惨状を説明して欲しい。
 
 途中からまずいなとは思っていた。思っていたのに、完全にトんでしまっていた。
 気を失ってしまった雪を見れば、それはもう酷い有様で。身体中に残る傷と鬱血痕が痛々しい。血が出ているところすらあって、胸が痛い。
 雪、怖かったかな。痛かったよな。俺こんな…
 
 キュウン…と切ない声に目を向ける。ソラが、相変わらず雪を心配そうに、少し離れた位置から見守っていた。
 
「お前も、怖かったろ。」
 
 目の前に翳された手に、ソラがビクリと身を竦める。なるべく警戒を解くよう、そっと頭に手を置き、撫でた感触は確かに
 
「本当だ。ふわふわ。」
 
 …いい歳して、犬に嫉妬するなんてどうかしてる。おまけにそんな犬にあてられて、あんな
 
 あんな、ケダモノみたいな…
 
「……」
 
 撫でられたことによって安心したのか、それを許しととったのか、ソラは恐る恐る雪に近づき、スンスンとそばで鼻をならす。
 泥のように眠っていた雪の眉根がピクリと動く。それを見て、口に指あて、シィー…と仕草で促せば、ソラは分かったように静かになり、雪から一歩距離をあけた。
 
「本当に賢いね。お前は。」
 
 雪のことが本当に好きなのだろう。この短期間で、よくもここまで懐かれたものだ。
 
「でも、ダメだよ。」
 
 たとえ相手が犬でも関係ない。みっともないと、笑われたって構わない。
 
「これは俺のだから」
 
 身勝手な独占欲を、言葉にのせて
 
 
 
 
 
 
 
「君にはあげない。」
 
 

 
  

 久々投下。
【ケモノノ情交】というタイトルをつけましたが、以前にあげた【ケモノノクチヅケ】とはなんの繋がりも関係もありません。
 たまには箍が外れた攻めが見たい。

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田蔵田
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